女子の口を見てしまったその後は……!? マスクが義務化された社会を描くマンガ『ニューノーマル』長編連載スタート
20XX年、「僕たちが生まれる少し前、ひとつの感染症が世界を変えた」というモノローグからはじまり、マスク着用が当たり前となった未来の学校生活を描いて、ネットで話題となった相原瑛人さん(@a_akito17)のマンガ『君と僕のくち』。Twitterで19000以上のRTと91000もの「いいね」を集めて大きな反響を呼び起こしましたが、青年漫画新レーベル『コミックアウル』(ファンギルド)より『ニューノーマル』として長編連載化。2020年12月4日には『アクセスBOOKS』で先行配信がスタートします。
※参考記事 「実際にこんな世界になったら怖い」「もう近い感情はある」 マスクが義務化された未来で女子の口を見てしまったマンガが扇情的
https://otajo.jp/90733 [リンク]
第1話、全24ページから冒頭4ページ公開。
出版元のコミックアウルHPにて+1ページの5ページまでご覧になれますので、宜しければ覗いてみてください✌️https://t.co/QIRMZkY9lj pic.twitter.com/K9W6Tb9ALu— 相原 瑛人[Aihara Akito] (@a_akito17) November 27, 2020
Twitterの『君と僕のくち』では、夏木さんの「くち」を秦くんが見てしまうところまでが描かれていましたが、『ニューノーマル』では各コマにさまざまな意味がさらに描き込まれており、男子がフェイスベールで隠したグラビアに夢中なところを女子がどう思っているのか、といったシーンも追加されています。
「くち」を目撃してしまったことで、ドローンレース部での競技に集中できなくなった秦くん。夏木さんも陸上部でのタイムが伸びなくなっていました。2人で話し合うことになり、「なぇ知ってる?このいつものゲリラ豪雨も、お父さんお母さんが私たちくらいの頃にはこんなに多くなかったんだって」という夏木さん。「衛生管理も今みたいに細かくなくて、人と人がもっと近くって、マスクだって着けてなくって……」と続けて、気まずい空気に。意を決した秦くんが「…あの…昨日のコト…だけどさ…見ちゃってごめ…」と謝ろうとしますが、それを遮るように夏木さんが「私のくち、どうだった?」と訪ねます。
「編集さんと新作企画の話しをしているところ、Twitterに上げたショート作品に反響があり、題材が題材なだけに私も編集さんも“早く描かなきゃ”と思ったため、異例の速さで連載が決まりました(笑)」と相原さんが話すこの『ニューノーマル』。数多く寄せられた反応に対して、「共感のコメントが多くて嬉しいです。でもそれだけ現実社会でのマスク着用は決まり事になり、常識が変化してきているという事でもあるんですよね」といいます。
タイトルを『ニューノーマル』としたことについて、相原さんは「編集さんのアイデアです。今までの常識が覆り、新しい常識が定着した世界を描くのに『ニューノーマル』というワードはマッチするなと思います」といい、「当たり前じゃなかった事が当たり前になってしまった世界に生きる男子と女子の秘密の共有を描きたいです」と展望を語ってくれました。
「Twitter版の単なる続きで終わらない作品にしていきたいと思いますので、どうぞお時間のある時にお読み頂けると幸いです」と相原さんが語るこの作品。『コミックアウル』の第1弾に選ばれたことからも、その期待度の高さをうかがわせます。2020年12月18日からは各電子書籍サイトでも配信開始となる予定。マスク社会での「恋」や「若者」がどう描かれるのか、気になるところです。
『コミックアウル』公式サイト
https://owl-comic.jp/ [リンク]
『アクセスBOOKS』
https://s.accessbooks.jp/ [リンク]