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Oct 14 2024

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深夜テンションのメールには気をつけよう!(犬山紙子のイラストエッセイ)

チワッス!!!
その暑さに犬が舌を出してヘッヘッヘッとなる季節ですね!
普段クールな犬も笑ってるように見える、そんなお得な季節でございます。

さて、今日は、初登場C君の話。

C君現在27歳。
とあるIT系で働いている見た目がちょっと怖そうな男子である。

今現在犬山は『カルドセプト』というゲームにはまっているのだけど、
4人で対戦するのがおもしろく、そのゲーム仲間の1人として出会い、見た目がちょっとぐらい怖くても「ゲーム」という共通言語があったため案外すんなり仲良くなったのである。

で、そのゲームをやりながらC君の過去の恋愛話を聞いてみた。

C君当時25歳。

友だちの家で鍋をやり、そこで1つ年下のかわいいけどちょっとダサ目というA子と知り合ったそうな。

意気投合した2人は連絡先を交換。
2、3度デートしたらA子から告白してきたらしく2人は付き合うことになったようである。

で、付き合ってすぐA子はC君の家に転がり込んできた。
が、A子は無職。
A子は家賃、光熱費、食費などは一切出さず、C君のお世話になりまくっている状態に。

男だとこれはヒモと呼ばれるけど、かわいい女の子だとヒモと呼ばれず、非難もされないこの世の中。

当時冷蔵庫を売る仕事をしていたC君はあまりそんな彼女のヒモ状態も気にせず養っていたそうな。
(神様やで)

しかし、あるときからA子の様子がおかしい。
C君は友だちと集まってゲームをするときなどは基本彼女からの連絡は返事しない、と最初にはっきり言っていたそうなのだけど、

気づけばメールがA子から100件来てるような状態に。

怖くて家に帰るのも躊躇(ちゅうちょ)するような状態で、帰ったら帰ったで大もめ。
自傷する彼女を止めようと力いっぱい制御したら、DV呼ばわりされる始末……。

あ、これはヤバイ! と思いながらもC君はA子を支えていたそうだが、A子の親のはからいで、A子は少し病院に入院することになったという。

しかし、A子の親、病院に入れるだけ入れといてお金を払わないので、C君が全部払ってあげていたそうな……。
優しい……。
が、メンヘラ女子の妙な魔力というものを侮ってはいけない。

彼氏に
「俺がどうにかしてやらなきゃいけない」
挙句の果てには
「俺が結婚して一生面倒みなきゃ……」
という念を植えつけられるのである。

そんなわけで彼女たちが振られるようなことはなかなかないのである。

私の友だちにも5人ほど、その状況に陥った男性たちがいるが、みな、別れは自分からではなく、相手に新しい彼氏見つかったときに別れるというパターンなのである。

で、C君。入院に必要な荷物を持っていき、それからは休みの日にお見舞いに行くことに。

ただ、当時夏真っ盛りで、冷蔵庫の販売はメチャクチャ忙しく、頻繁に休みが取れない状況。

すると、彼女から
「私たちこのまま一緒にいてもダメだね。別れよう」
というメールがきた。

あんだけ尽くして、お金まで払ってあげていたC君。
これに激しい憤りを感じたらしい。
(そりゃそうだよな)

返事するのもムカついたらしくシカトしてそのまま一切連絡は絶ったそうな。

ただ、女が
「私たちこのまま一緒にいてもダメだね。別れようか」
というメールを送った場合、
「俺はお前が好きだから別れたくない!」
と期待している確率が8割であり、この彼女、本当に別れたかったわけではなく、仕事で忙しくて自分にかまってくれない状況を打破しようとしてこんなメールをしたはずである。

男に「別れたくない」と言わせることによって、自分の立場を優位にしたかったという目論見もあるだろう。
女が本当に別れたいときはもっとスパッと言い切るものである。

そして、何事もなかったように1か月が過ぎた日のこと。
深夜にA子からメールが届いたのである。

「ねえ、今日夢でC君が泣いてたんだけど、大丈夫? 私と別れてつらいの? もう1度会う?」

ポカーーーーン。
百歩譲って上から目線なのは許そう。

でも、
「夢でC君泣いてたから」
ってどんな理由だよ………………。

これ、私が思うに、C君と別れて急に寂しくなり、お金ももう誰も保障してくれない状況もこたえ、結構追い詰められたのだろう。

で、ヨリを戻そうと思ってしたメールだよな……。
しかし、自分から別れようとメールしてしまった手前、口実がない。

そんなわけで夢でC君が泣いていたというトンデモ理由をぶつけてきたのだ…………。

ちょっと神秘的だし、C君を心配してる私という図式もできるし、彼女的には一石二鳥な案だったに違いない。

が、それは深夜のテンションだからこその一石二鳥であり、深夜もテンションじゃない人間が読んだら
「何言ってんのこの人………………」
である。

以前、パンクバンドボールの男子に
「私は月の子供……」
と急に送ってきた女の話を書いたけど、これもまさにそれだろう。

この記事
→「「負け美女」とは? &ミュージシャンと追っかけ女子」2011年10月18日『犬山紙子のイラストエッセイ 負け美女』
http://corokkecorokke.at.webry.info/201110/article_5.html

恐ろしい………………!
深夜!!!!!!!!!!!!

まあ、私も話にもれず、深夜に痛いメールはたくさんしてきたので気持ちはちょーーーーわかる。
IQ50ぐらい平気で下がるんだよね、深夜って。

もちろん、C君はそれをシカト。
2人はそんな終わり方をしたようである。

そんな訳で、今回のお話の教訓は2つ!

・深夜のテンションでメールするな!

深夜メールを打ってるときは、鏡を見ると、スッピンでやつれた自分の顔で一気に現実にもどれるのでオススメ!

・女性のみなさん! 愛を確かめようとして別れようと言わないこと!

男性はその意図をくみ取らないから、大概マジで別れる羽目になるぞ!!!

以上! では犬山『カルドセプト』に戻りまっす!!!!!!!!

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犬山紙子

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