座っている人がどこで降りるのか見えちゃう!? マンガ『変な能力を持つ女子高生の話』がなんか青春だった
通勤・通学の時、交通機関で立っている時に、「座っている人がどこで降りるのか」気にしたことがないという人はいないのではないでしょうか。
pixivなどで『アイドルマスター シンデレラガールズ』のマンガを発表しているマヱラバさん(@110nouso)が、『変な能力を持つ女子高生の話』をTwitterに公開。23000以上のRTと約100000の「いいね」を集める人気となっています。
変な能力を持つ女子高生の話 pic.twitter.com/gfmqp97dsT
— マヱラバ (@110nouso) March 22, 2020
「しがない根暗女子高生」だという阪和さん。常人にはない能力として、電車に乗っているとき、他人がどの駅で降りようとしているのか見えるのだといいます。羨ましい能力ですが、頭の上に駅名が出るの、かなりシュールです。
「クソ能力かもしれないが、満員電車という移動する椅子取りゲームと化した車内では結構役立つ」といいますが、幼い頃から周囲に馴染めず、コミュ障になった原因のため、休日も孤独に秋葉原で楽しむつもりだった模様。とはいえ、妊婦さんに席を譲るあたり、根は良い子そう。
「まずはヨドバシでガチャを漁るか」という阪和さんが目にしたのは、同じクラスの神戸さん。校外だと気まずさマシマシですが……。
神戸さんの降りる駅がわからない? 目的の駅がないのかと訝しむ阪和さんの近くによって声をかける神戸さん。名前を知っていることに驚く阪和さんですが、「最初の日に覚えたわ。入学式の日にしていた綺麗なピアスが目に留まって」といいます。「私、今日はいろいろ予定が変わって…今は買い物をするつもり」という神戸さん。
「私は…えーと、上野あたりをぶらつこうかと」という阪和さんに、「奇遇ね!私もよ!」と、どーんと頭の上に「上野」の文字が浮かび出した神戸さん。一緒に行動しようと提案されて、「本音を言うと…一緒に秋葉原で遊びたい」という阪和さん。神戸さんの行き先も「秋葉原」に変わりました!
「羨ましい能力」「素敵なストーリー」「尊い」といった感想が多数寄せられていたこのマンガ。マヱラバさんによると、「普段から満員電車に乗ることが多く、“他人の降車駅が分かれば、誰の前に立てばすぐ座れるか分かるのに”と常々考えていました。この時期、外出自粛が推奨されているのに、電車は相変わらず満席になっているのを多く目にします。私も休日に家にこもってすることがなかったので、この状況でも仕方なく電車に乗らないといけない、そんな人達の気分を少しでも和ませられたらと思い描きました」といいます。
また、一人だけ「きさらぎ駅」で降りようとする人が描かれていて「アカン」といった反応も集まっていましたが、「遊び心で作品に小ネタを仕込むのが好き」といい、「反響にニヤニヤしています」とのことでした。
阪和さんと神戸さんが一緒に遊びに行くと決めるまでのソワソワ感がたまらないマヱラバさんのマンガ。現実にも電車の中でこのような青春ストーリーが展開されているかと想定すると、妄想が捗るかもしれません。
※画像はTwitterより
https://twitter.com/110nouso/status/1241728849458499585 [リンク]