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May 07 2021

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「グッとくる」「お互いを思う気持ちに泣ける」 足が悪い猫と女の子のマンガの優しさに涙腺緩みそう


作品集『乙女の群像』(KADOKAWA)が2020年7月に刊行されており、Twitter・pixivで多彩な創作マンガを発表しているみやこかっくさん(@cak221)が足の悪い女の子と猫の関係を描いた『君と同じ世界』を公開。「心にグッとくるものがある」「涙が止まらない」といった感想が多数寄せられています。

「周りと比べて、『どうして自分だけ』と思って生きてきたけれど、『同じ』がいるって、なんて心強いんだろう。今迄、自分だけだと思っていたから」と猫の飼い主となった女の子。「…え? 隣のあの子ですか? 子猫の時、事故で後足が動かなくて…。他の子にした方が…、ちょっと飼いにくいかもしれないですよ」「わたし、この子がいい」といい、「ねぇ、わたしも足が悪いのよ。お揃いだから、仲良くしようね」と引き取りました。

「ただいま」と玄関を開けたところ、ひょこっと顔を出してにゃあと鳴く猫。慌てて車椅子から降りて「げ、玄関まで這ってきたの?」と近寄ると、もう一回にゃあとひと鳴き。

「言葉が通じなくても、愛しいと思う気持ちは通じるのだろうか」という想い。歩けないから。同じだから。だから心を開いてくれるのかもしれない。…もしお揃いじゃなかったら、と思うことはある--。そんな気持ちに、女の子は「わたし、もうすぐ足の手術をするの。…歩けるようになるんだって」と語りかけ、耳がピクッとした猫に、「どう思う? …わたしはね、すごく楽しみ」と続けて……。

「だって、君に色んな景色を見せてあげられるから」と笑う女の子。「私が抱えるから綺麗なものを沢山見よう。見せたいものが沢山あるの」と語りかけるのを、猫はじっと見つめています。「お揃いじゃなくたって、歩けない君を抱えるのは、人生を背負うのは、幸せにするのは、全部私って決めてたから」と歩き出した女の子。「だからずぅっと、一緒にいようね」と猫を優しく抱きしめています。

「今までにも人と動物の漫画を描いており、以前に『君の見る世界』という目の見えない女の子と猫の話を描きました。そのお話では猫が女の子へ“何かしてあげたい”と行動するのですが、今回はその逆が描きたいなと思いました」と話すみやこかっくさん。猫をはじめとする動物について「愛情を注ぐべきものであると同時に、与え合い、補い合うものだと思っています」といい、「人間としては居場所やご飯を与える一方という関係に見えますが、その分信頼や愛情を返してくれて寂しさを埋めてもらっている、お互いの言葉がないからこそより一層、そういう相互関係が素敵だなと感じています」と語ってくれました。

「お互いを思う気持ちに泣ける」「めっちゃ幸せな展開で素敵」といった声が続出していたこのマンガ。みやこかっくさんは「いろいろな反応を頂いていて、一番印象に残ったのは、足を手術して取った愛猫の画像を送ってくださった方です。私の漫画は創作ですが、実際に足が不自由になったとしても、可愛がって愛情を注いでくれる飼い主さんがいて、人と動物の数だけ愛の形はあるのだなぁと感じました」と感想を寄せてくれました。愛情のカタチを繊細な筆致で描いているからこそ、心を揺さぶられるものがあるのではないでしょうか。

※画像はTwitterより
https://twitter.com/cak221 [リンク]


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記者プロフィール

ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営。ネット、メディア、カルチャー情報を中心に各媒体にいろいろ書いています。好物はホットケーキとプリンと女性ファッション誌。

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